はたらく

障害説明する時の基本ポイント

障害者枠で就職活動をしている方の悩むポイントの一つとして

障害説明があります。

ここでは障害説明の仕方に関してお伝えをしていきます★

この記事を見てほしい方
  • 障害者枠で就職活動をしている
  • 書類選考が中々通らない
  • 面接が中々通過しない
  • 障害説明の仕方に悩んでいる

目次

障害説明でのNG(応募書類&面接)

障害の事が詳しく書かれていない&詳しく説明出来ない

まずそもそもの話ですが、自身の障害について全然書かれていない応募書類や、面接での説明がぼんやりしている方はもちろんアウトです。

障害の状況、症状がどのようなものなのかイメージができない場合は企業は悪いイメージをすることが多く不採用にすることが多いです。

まずは自身の障害についてご自身が理解する所から初めていきましょう

障害を詳しく説明し過ぎる

企業側はあなたのことは知りたいですが、薬の名前や専門用語等を詳しく知りたいわけではなく、障害が仕事どのくらい影響するのか(仕事に影響がある範囲の障害)を知りたいのです。

自分が伝えたい障害のことをすべて伝えるではなく、

相手が知りたい仕事に影響してしまう症状に関してのみ伝えましょう。伝えるときは仕事ができる印象を意識しましょう。

病院や福祉施設など障害について詳しいコミュニティで日々過ごしていると忘れがちですが、

企業は障がいについて詳しくない方もまだまだ多いです。

素人でも分かるような表現を意識して伝えるようにしましょう!

自分で症状をコントロールできると思われるか?

書類には必ず症状がどんなときにでるのかとその自分なりの対策を書きましょう。

障害があるからこそ、症状が出るのは問題ありません。

症状がでてもよいですが、自分なりの対策や症状を抑えるための方法が理解できており、症状の影響で仕事ができない日々が続くようなことにならなければよいのです。

何が出来るかわからない

障害が業務に対してどれくらい影響があり、どういった仕事であれば出来るのか企業側にイメージさせなければいけません。

「突然仕事を依頼されるとパニックになって落ち着かなくなりますが、毎日コツコツと同じことの繰り返しの作業でも飽きません」

「手先を使う細かい作業が好きで、じっくり取り組むことができます。」

こんなことみんなできてあたりまえという思考は捨てましょう。自分にできることはどんどん伝えましょう。

どっちの方が良いと思いますか?

Aくん

私はうつ病で、意欲の低下がおこり症状がでると何もできなくなってしまうことがあります。現在は服薬である程度抑えれていますが、たまに症状が続いた時は頭痛や不眠状態が続きます。業務では作業スピードが遅くなり集中力続かないような状態となりますのでその際はご了承いただけると幸いです。

Bさん

ストレスを感じるとうつ状態になることがあります。しかし、自身で症状が出そうだと把握することができるのでその場合は状況にあわせて負担がないような業務の進め方を相談させてください。症状としては落ち着いており、うつ状態になっても直近1年は3日間以上引きずることはなく欠勤をするレベルでもありませんが、その期間は残業等は控えさせて頂けると幸いです。

みなさんAくんとBさんの説明だとどちらの方が良いと思いますか?

答えとしては Bさん の方が

  • 自分で把握できる
  • 対処できる
  • 配慮事項はわりやすい
  • 仕事が出来るイメージが沸く

Aくんも具体的にどのような状態になるのか、障害の把握は出来ているようですがその後の対応は少しうやむやですよね。

Bさんのように仕事にどれくらい影響が出そうかイメージが企業に伝わりやすい表現を意識していきましょう。

障害説明する時の基本ポイント

障害説明の基本
  1. 発症時期
  2. あなたの主な症状
  3. 現在の状況
  4. どのように対策をしているか

①発症時期

知りたい事 → 発症及び診断を受けてどれ位の期間が経過しているのか

②あなたの主な症状

知りたい事 → 一般的な情報を知りたいのではなく、あなたの事を知りたいので自分の主な症状を記載する事がポイントです。

③現在の状況

知りたい事 → 現在はどのような状態なのか?就労出来る状態なのか?

より具体的に記載をする事がポイントです。主治医の就労許可やミラトレの通所率等、他者意見と実績を活用するとGOOD

④どのように対策をしているか

知りたい事 → 自身で予防が出来ているか、就職しても自社環境で再現性のある対策か

例文

①発症時期    ⇒ 2017年4月にうつ病と診断 2019年8月に手帳を取得

②あなたの主な症状⇒ 気分の落ち込み、不眠

③現在の状況   ⇒ 就労移行支援事業所に通い、体調は安定している

④どのように対策をしているか ⇒日々の体調管の記録と、7時間睡眠を確保した規則正しい生活をして対策をしている。

⑤補足情報 ⇒ 就労移行支援事業所の通所は2021年の3月から休まず通所、週5日フルタイム勤務の主治医の許可も出ている

上記の諸情報で①~⑤のポイントを抑えてまとめると

2017年4月にうつ病と診断、2019年8月に障害者手帳を取得しております。私の主な症状としては気分の落ち込みと、それに付随して発生する不眠症状です。

現在は日々の体調管理を記録しながら7時間睡眠を確保した規則正しい生活を継続しており、就労移行支援事業所では2021年3月より休まず通所しております。また主治医よりも週5日勤務の許可も出ている為、就労に影響はございません。

こんな感じでまとめると応募書類上でも面接でも端的に伝えれますよね★

もちろん、面接では掘り下げての質問も入ってきますので、しっかりそのあたりも対策していきましょう!